犬をお風呂に入れる際、特に嫌がるのが顔と耳です。
犬によっては機嫌を損ねてしまったり、拗ねてしまったりする、
酷いときはお風呂がトラウマになってしまうケースもあります。
愛犬と良い関係でありつつ、しっかりと汚れを取り除く方法について説明しています。
ちなみにお風呂に入っている際に、やってしまいがちなNG方法だったり,
耳に水が入ってしまったりした時の対処方法も公開していますので、
これから犬をお風呂に入れようと考えている方は必見です。
注意したい顔と耳の洗い方
初めてお風呂に入れた時に、良くわからず力任せにしてしまった。
犬は学習能力が高いのでその時にされてしまった事だったり、
お風呂自体を怖いものだと学習してしまったりするので注意が必要です。
冒頭でも説明した様に、力任せに押さえつけて洗うのは厳禁で、
犬によっては大きなトラウマを受付けてしまうケースもあります。
また特に耳、顔周りを汚れやすいにも関わらず
デリケートな部分ですし、洗われるのを嫌がる犬もいます。
ストレスやトラウマを与えない為にも、お風呂の時間は長くても15分以内が理想です。
顔周りは強くこすると嫌がるので、優しくなでる様にすると良いです。
その際に声をかけながら洗い、もう片方は首や背中を撫でて洗うとリラックスしてくれます。
この時に目にシャンプーが入らない様に、
指にシャンプーをつけてピンポイントで洗ってあげて下さい。
耳を洗う時、立耳の場合は耳を指で倒して洗うと良いですし、
出来る限り耳にお湯が入らない様に注意して下さい。
耳の中や内側まで洗う必要は無く、裏側をシャンプーで流すだけでも効果があります。
耳自体が脂っぽい場合だったり、明らかに汚れていたりする場合は,
ガーゼやコットンにシャンプーを塗り付けてダイレクトに洗うと効果的です。
この時はすすぎも同じくガーゼやコットンを使うとやりやすいです。
初めてだと犬も人も緊張してしまいますが、
お風呂=怖いと言うイメージ沸かせない為にも、
信頼関係を築きながらお風呂に入れるとベストです。
耳に水が入ってしまった時の対処法
キレイに洗おうとして、つい耳に水が入ってしまった!そんな時はどう対処すべきでしょうか?
人間も耳に水が入ると気持ちが悪いですので、犬も同じく不快に思うのは間違えありません。
犬は耳に水が入ると顔を左右に振り耳に入った水を出そうとするので、
それをしている間は気の済むまでプルプルさせてあげて下さい。
ここで人間が制御するとストレスが溜まりますし、
耳に入ってしまった水が出てこないまま炎症の元になってしまいます。
どうしても水が取れない場合は、
犬用の大きな綿棒を使って取り除いてあげたり、
タオルを使って上げたりすればしっかりと除去出来ます。
ちなみに耳の汚れを落とそうとして耳に直接水を入れるのは絶対にやってはいけません。
間違えてやってしまった場合は、
すぐにお風呂を中断して動物病院へ行き指示を仰いで下さい。
また耳全体に黒っぽい垢がびっしりと詰まっている場合は、
耳ダニが住みついている可能性があります。
耳ダニはシャンプーやお風呂で治るものでは無く、専用の薬が必要です。
犬同士で感染するので、
耳ダニの特徴がみられた場合にもすぐに動物病院へ行く事をおすすめします。
耳や顔をキレイに洗った後はご褒美をあげたり、
普段から顔や耳を触ってスキンシップを取ったりする事で
お風呂を嫌がらないのはもちろんですが、水が入ってしまう様なトラブルを防げます。
一日では出来ない事ばかりですが、
愛犬と豊かな生活を送る為にも飼い主側で努力する為には頑張って下さい。