チワワにティーカッププードル、ミニチュアダックフンドなど人気の犬種が多い小型種ですが、
お風呂はシャワー・浴槽どちらが良いのでしょうか?
小さい体なのでたらいに入れて洗う手段もありますが、それは本当に良い方法なのでしょうか?
浴槽派VSたらい派 どちらにメリットが多いの?
犬をお風呂に入れる際は、浴槽・たらい・シャワーどちらが良いのでしょうか?
キッチンで洗うと言うケースも散見されますが、
それは超小型犬且つあまり暴れたりしない犬に限ります。
まずシャワーの場合、全体的に身体を濡らしやすいメリットはありますが、
温度管理が大変です。
小型犬は体力が無く、体温が下がると震えて体温をあげようとします。
そのためだらだらと入浴させていると心臓に負担がかかってしまうのです。
小型犬が入浴すると全力疾走と同じ負担がかかると言われているので、
出来るだけ早く終わらせてあげたいですし、温度管理の大変なシャワーは選択外でしょう。
人間と同じように浴槽へ入れる方も多いようですが、入浴後の掃除が大変です。
短毛種でも入浴させるとかなり被毛が落ち、排水溝に詰まってしまう事もあります。
そう考えるとサッと用意出来るたらいの方が良さそうですよね。
お湯を溜めてそのまま入れられるだけでは無く、入浴後の片付けも簡単です。
ちなみにどの場合でもお湯の深さに注意して下さい。
小型犬は小さいうえに、人間のように水に浸かる習慣がないので、
深くお湯を張った浴槽に入れるのはとても怖いものです。
無理やり入れるとあなたとの信頼関係にヒビが入る可能性もあるので、
四肢の真ん中あたりまでお湯が浸かるくらいで留めておきましょう。
優しい言葉をかけながら入れると恐怖心を取り除く事ができますよ。
両者ともにいえることは“お風呂の時間短縮”がカギであること!
たらいが一番おすすめですが、入浴方法は犬の性格・オーナーの好みによってどれでもOKです。
しかし入浴時間は出来るだけ早く済ませるのが基本。
小型犬はとてもデリケートですし、だらだらと入浴していては風邪を引く原因になります。
お風呂へ入れる大まかなステップとしては、
1)体を濡らし、シャンプー・石鹸で洗う。
2)すすぎ残しが無いようにしっかりとすすいでタオルドライ。
この流れの中で一番大切なのが、体を洗う工程です。
ここでダラダラとしていては愛犬に負担がかかるので、出来るだけスピーディに行いましょう。
そこでぜひ使って欲しいのが犬用石鹸です。
シャンプーが主流のように見えますが、
実は石鹸の方がメリットは多く犬好きの中ではシャンプーよりも石鹸を使うのが常識。
まずシャンプーは成分が強いので犬が本来持っている体臭を根こそぎとってしまいます。
自分の臭いが無くなると不安になりますし、肌が乾燥したり被毛がパサついたりする事も。
そして一番のデメリットが泡切れの悪さです。
シャンプーは細かな泡なのですすぎ残しがでやすく、
時間短縮出来ないのはもちろんの事皮膚炎の元になることも。
それに比べ石鹸はサッと流せるのですすぎ残しが無く、入浴の時間短縮に貢献してくれます。
皮脂や臭いを取り過ぎないので愛犬がストレスを抱える心配もありません。
石鹸は平均7~8回、シャンプーは平均6回とやや長持ちなので、懐にも優しいと言えます。
まとめ
大型犬には無い魅力を持つ小型犬は、とてもデリケートですぐに体調を崩してしまいます。
特にお風呂はとても負担のかかる行為なので、
出来る限り負担をかけないようにオーナーが工夫しなければなりません。
シャワーよりも浴槽、またはたらいでの入浴がおすすめですし、
シャンプーよりも石鹸の方が良いです。
使える回数も石鹸が多いので、経済的にもこちらの方に分があるといえるでしょう。