誰に教わった訳でも無いがなんとなく猫をお風呂に入れている。
しかしこの方法で本当にあっているのだろうか?そんな飼い主の疑問に答えています。
意外と知らなかった、正しい猫の入浴方法に注目していているので、参考にしてみて下さい。
意外と知らない正しい猫の入浴方法とは?
せっかくお風呂に入れるのだから、正しい方法でお互いが気持ち良くさせてあげたい。
そう考える飼い主も多い様です。
しかし猫のお風呂といっても動物病院で教えてくれる訳でも無いですし、
猫の性格によってはお風呂自体が難しい場合もあるでしょう。
そんな意外と知らない、猫の正しいお風呂の入れ方を公開したいと思います。
まずは下準備からスタートです。
猫がお風呂で暴れて飼い主を傷付けないよう、爪をあらかじめ切っておきましょう。
またお風呂から勢い良く飛び出して家具を濡らしてしまう可能性もあるので、
手の届く場所にバスタオルを2枚程度置いておくと安心です。
続いては猫の状態をチェックします。
普段よりも元気がない、
あるいは様子がおかしい場合は無理にお風呂に入れる必要はありません。
猫にとって入浴は体力を大きく消耗するハードなものですから、
特に子猫や年老いた猫の場合は要注意です。
問題がなければブラッシングを行い、浴槽のお湯をお尻や後ろ足から少しずつかけていきます。
この時の温度は30~35度前後で、人間がぬるいと感じる程度で問題ありません。
シャンプーを使う場合は体に直接かけるのではなく、
少しずつ手に取りマッサージするようにして洗っていくと良いです。
続いてはすすぎですが、すすぎ残しがあると皮膚病の元になるのでしっかりすすぎ、
洗い残しが無いようにして下さい。
仕上げはバスタオルで包み込むようにしてタオルドライです。
この時に猫が逃げない様に、バスタオル全体で猫を覆うようにすると良いでしょう。
猫の入浴で重要なのは○○だった?
「猫にとってお風呂は人間のエゴでしかない」とする専門家もいますが、
重要なポイントを抑えてあげれば猫のストレスをうまく軽減出来ます。
猫の入浴で重要なのは何よりも時間です。
猫は犬の様に大きさに違いが無いので1回あたり15分程度で終わらせるのがベスト。
あまり長く入浴していると猫の体温が奪われてしまい、体調不良を引き起こす事もあります。
出来るだけスピーディに、そして確実に入浴させるのが飼い主の使命です。
とは言ってもすすぎ残しがあったり、うまく洗えてなかったりするのはNG。
特にシャンプーが付着したまま部屋の隅に逃げてしまうと
出てくるまでに時間がかかってしまいます。
また猫がシャンプーを舐めてしまうのもよくありませんし、
過剰なシャンプーは皮膚炎の元です。
これらに気をつけて入浴させて下さい。
もちろんシャンプーは人間用のものではなく、猫用のものを使いましょう。
人間よりもかなり皮膚が敏感ですし、
人間用のシャンプーは香料が強く猫にストレスを与えてしまいます。
どうしても入浴を嫌がる場合はドライシャンプーを使うのも賢い方法です。
ドライシャンプーはシャンプー液をなじませてブラッシングするだけでOK。
舐めても安全な成分ですし、時間の短縮にもなります。
プロの手を借りて入浴させる方も多いようですが、これはある程度自立している猫に限ります。
猫は不安分離になりやすいので、ケースによってはトラウマを抱える可能性もあるためです。
猫の入浴に一番重要なのは、飼い主との絆かも知れません。
まとめ
出来るだけスピーディ、すすぎ残しを作らない。そして猫に無用なストレスを与えない。
これが猫の入浴にとって重要なポイントです。
事前の準備やシャンプーの方法、選び方にすすぎ方にもいくつかポイントがあります。
1回あたりの入浴時間は15分程度にしないと猫の体力が奪われてしまうので、
トラブルを防ぐ為にも今回解説した内容を肝に銘じておきましょう。