皮膚の乾燥は犬にとってもトラブルの元です。そんな乾燥を防ぐ3つの方法を公開しています。
一つ目はドライヤーの使い方、
二つ目は部屋や犬の身体の保湿、
三つ目はオリーブオイルを使う方法ですが、
そちらは既存の記事がありますので
こちらと併せて確認してください。
犬の肌が乾燥することによって引き起こされること
人間にとって乾燥は良くないもので、肌トラブルを引き起こす原因になります。
それは犬にとっても同じで、地肌が乾燥するとカビや皮膚病の原因になるのです。
犬は人間に比べて皮膚が三分の一ほどの薄さしかありません。
よって人間が問題ないと思っている刺激でも
犬にとっては深刻なダメージとなる可能性があります。
近年では夏はクーラー、冬は暖房が入っている家庭が多く
年間をとおして空気が乾燥しがちです。
入浴後の自然乾燥は余分な皮脂まで蒸発させてしまいますし、
乾き残しによるカビやフケ発生の原因になります。
犬の皮膚が慢性的に乾燥すると皮膚・被毛がカサつき、
これが原因で毛艶が悪くなり年老いて見えてしまうのです。
他にもフケやニキビ、毛玉や切れ毛が生じたり、
乾燥が酷くなると表皮が剥がれ傷のようになってしまうケースもあります。
カサつきによりかゆみで創傷や出血などのトラブルも考えられるでしょう。
創傷や出血が多いとそこから膿や熱を持ち、新たな病気を招くリスクもあります。
「乾燥ごときで大げさ。」と思うかも知れませんが、
愛犬にはアナタしかいませんので十分すぎるケアをしてあげても良いのではないでしょうか。
特に体温の高い子犬や免疫力の低い老犬は皮膚トラブルを招きやすいので注意が必要です。
ボストンテリアやダルメシアンなどの短毛種は湿疹が出来やすく、
ゴールデンレトリーバーなどのたれ耳の犬種は
耳周りに皮膚疾患が出来やすいことにも留意してください。
十分な保湿効果が期待できる3つの方法
飼い主として出来る事は多々ありますが、
愛犬を乾燥させない為にはまず入浴後のドライヤーに着目してみましょう。
ドライヤーをしないとカビの原因になりますが、
あまりにも長時間ドライヤーを行うのも乾燥を招く原因になります。
また愛犬がやけどしてしまう恐れもあるので、出来るだけ短時間で済ませるのがベストです。
入浴後すぐにドライヤーをするのではなく、
まず吸水性の良いタオルでしっかりとタオルドライをして水気をふき取ります。
その際にお腹や背中だけでは無く、顔もしっかりと拭いておくと良いでしょう。
ドライヤーはスリッカーブラシをしながら毛を逆立てるようにして行うと乾きが早いです。
二つ目の保湿方法は、部屋と犬への対策に分かれます。
乾燥した部屋にいると人間でも体調不良を起こすように、
犬も乾燥には弱いためエアコンや電気ストーブを使用している場合は加湿に気を遣いましょう。
加湿器をセットして、湿度が5~60パーセント程度になるように調整します。
加湿器が無ければ、濡れタオルや洗濯物を干すだけでもずいぶん違うので試してみて下さい。
愛犬の身体を直接保湿する方法として、専用のミストやクリームの使用が挙げられます。
犬専用のミストやクリームを使う事で乾燥対策だけでは無く、被毛にツヤを与えられるのです。
人間用のクリームは犬にとって有害な成分を含むケースもあるので必ずペット用を使用し、
少しでもおかしいと思ったら使用を中止しましょう。
三つ目の方法はオリーブオイルを使う方法の記事が別にありますので、
そちらも併せて確認してください。
まとめ
人間にも犬にとっても乾燥は大敵であり、飼い主がカバーしてあげなければなりません。
乾燥は皮膚病や創傷の原因になり、慢性的になると愛犬の免疫力を落とすリスクに繋がります。
そんな乾燥を防ぐ為にドライヤー、保湿、オリーブオイルを使う方法が有力です。
これらをうまく組み合わせれば愛犬の健康で美しい状態を保持出来ます。