家族とも言える愛犬ですが、人間と違い入浴時には様々な点に気をつけなければなりせん。
特に入浴後のドライヤーはコツが必要ですし、
間違った方法だと愛犬がトラウマを抱えてしまうリスクもあるのです。
ここでは対犬用の正しいドライヤー方法を公開しています。
ドライヤーを用いた部位別の乾かし方
愛犬の性格や犬種によってはドライヤーをする際に注意をしなければなりません。
ちなみにスタンダードな乾かし方は、知っているようで意外と知られていないものです。
入浴後、すぐにドライヤーをするのでは無くまずタオルドライから始めましょう。
水気をしっかり取っておく事でドライヤーの時間が短縮され、
愛犬にいらぬ負担を与えずに済みます。
普通のタオルでも良いですが、
吸水性の良いマイクロファイバータオルを用いるのがベストです。
この時に顔や脚もしっかり拭いておく・小さめのタオルを使うようにしましょう。
水気を取ったらドライヤーをしますが、
この時にスリッカーブラシを使うと乾かし残しがありません。
ブラッシング効果もあるので愛犬もリラックスしてくれますし、
ブラッシングにより血行促進など良いこと尽くめです。
自宅でドライヤーをする場合、ソファなど愛犬がリラックス出来る場所であれば構いませんが、
トリミングテーブルがあると作業しやすいでしょう。
トリミングテーブルは飼い主が腰を曲げたり、無理な体勢をしなくてもよかったりします。
通販で1万円しない程度で販売されているので、身体への負担が気になる方におすすめです。
乾かす順番ですが頭・耳・首・背中・腰・お腹と上から順に乾かしましょう。
愛犬に負担が掛からないように早く乾かしたいと考えるのは良いですが、
ドライヤーを近づけすぎると火傷の原因になるので最低でも20cm以上離してください。
火傷までは行かずとも皮膚が乾燥すると様々なトラブルの原因になります。
犬によってはドライヤーが嫌いな子もいる
犬によってはドライヤーが苦手で、中には見せるだけで逃げてしまう犬もいます。
そんな愛犬を見ているのは辛いですし、「嫌がる事をしたくない」とドライヤーをせず
タオルドライのみで自然乾燥を促す人もいますが、これは犬にとっても飼い主にとってもNG。
そもそもなぜ犬はドライヤーが苦手だと思うのでしょうか?
ドライヤーは起動すると大きな音を出し、人間でもびっくりしてしまう事もあります。
犬は人間の4倍以上の聴覚があるので、人間以上に大きく感じたり不快に感じたりするのです。
犬は元々獲物である小動物や子犬の鳴き声を聞く為に聴力が発達しました。
これらの音域は比較的高いのですが、
ドライヤーや機械音などのノイズは音域が低いため犬は不快に感じるのです。
また自然界に存在しない熱風が苦手という犬もいます。
人間はドライヤーをかける意味や仕組みを理解していますが、
犬はそうではなくなぜか拘束されて熱風をかけられているとしか思えません。
これが恐怖に繋がりドライヤーが苦手という意識を植え付けてしまいます。
そうならない為にも正しいドライヤーの方法を覚えて、
飼い主・愛犬どちらにも負担がかからないようにしていきましょう。
ドライヤーが終わった後に遊んであげたり、おやつをあげたりするのも一つの手です。
火傷や皮膚の乾燥が気になる場合は
人間用ではなくペット用ドライヤーを導入するのも良いでしょう。
置くタイプがほとんどですし、
人間用のドライヤーよりも低温なのでトラブルになりにくいのでおすすめです。
まとめ
間違ったドライヤーの方法だと火傷や皮膚トラブルだけでは無く、
愛犬にトラウマを植えつけてしまいます。
そうならないようにしっかりとタオルドライをした後、
顔や耳など上から順に乾かすと乾かし残しがありません。
ペット用ドライヤーならちょうど良い温度で負担を与えずに済みますが、
ドライヤーであれば20cm以上離して出来るだけ愛犬に負担がかからないようにしましょう。