ドライヤーの音がすると逃げてしまう。
酷い時は歯をむき出しにして怒ってしまう。
そんなドライヤーが嫌いな愛犬の対処方法を公開しています。
まずは嫌いな理由を知り、どうアプローチしていくかを考える事から始めましょう。
犬がドライヤーが嫌いな理由3選
いつもはおとなしい愛犬が、ドライヤーをかける度に怒ったり吠えたりして困っている。
そんな飼い主さん、意外と多いのです。
人間はドライヤーがなぜ必要なのか?という事を理解しているので問題はありませんが、
愛犬にとってはそんな事は関係の無い話でしょう。
そもそもドライヤーは自然界にはありませんし、
普及されてからまだ100年も経過していません。
犬がドライヤーを嫌がる理由は3つあり、まず挙げられるのが大きな音です。
モーター音、機械音が入り混じった大きな音は犬によっては嫌な周波数の一つ。
犬の聴力は人間の4倍といわれていて、
子犬の鳴き声や獲物の音を敏感にキャッチする為に発達していきました。
これらの音は全て音域が高いので、犬にとって高い音は不快に繋がりません。
しかし低い音域やノイズの様な音は自然界に存在しないので、
聞き慣れていないために不快感に繋がります。
続いては強い風です。
直接浴びると目もあけられない様な強風な人間にとっても気持ちよいものではありません。
身体に小さな犬にとっては人間の何倍も強く感じ、嫌がる理由になります。
最後に挙げられるのが熱さです。
あまりにも近づけすぎると火傷の原因にもなりますし、
チリチリとした感じが犬にとって不快となります。
これらの理由が組み合わさりドライヤーを苦手だと感じてしまうのです。
犬に限らず動物は一度苦手、危険だと中々それを払拭出来ないので、
出来る限りそう思わせない様に努力するのが飼い主の務めかもしれません。
それぞれの嫌いな理由の対処方法
犬がドライヤーを苦手だと思う理由を知ったら、
今度はそれに対する対処方法を理解しましょう。
いくら苦手ではなくとも、
だらだらと長時間ドライヤーをかけられると愛犬に入らぬ負担を与えてしまいます。
出来る限りドライヤーの時間を短縮し、
サッと終われる様にすればトラウマを与えずに済むのです。
その為にはタオルドライを入念に行いましょう。
吸水性の良いタオルを使ってタオルドライするとドライヤーの時間が短縮されるだけでは無く、
乾かし残しが減り皮膚病などの皮膚トラブルを未然に防げるメリットもあります。
マイクロファイバータオルは従来のタオルよりも吸水性が良いので、
愛犬用に大きめのマイクロファイバータオルを用意しておくと良いでしょう。
・愛犬のお風呂上がりはタオルドライが最も重要な理由(執筆中のためしばらくお待ちください)
ちなみに背中・お腹・顔・首周りは乾かし残しが多いので、念入りにドライして下さい。
風を当てられるのが嫌いな犬にドライヤーを正面から当てるととても嫌がります。
風を怖いと思っている犬もいるので、
背中から当てたり顔に風が掛からない様に斜めからドライヤーをしたりするのもポイントです。
音に怖がっている場合は弱風にする、
あるいはペット用の音が静かなドライヤーに切り替えるのも賢い方法といえます。
もちろん、早く乾かしたいからといってドライヤーを近づけるのはNG。
20cm以上離すのがベストです。
出来る限り早く乾かしたい場合は、
地肌から毛を逆立てる様にブラッシングをしながら乾かして下さい。
スリッカーブラシやピンブラシを上手に使えばマッサージ効果もあります。
まとめ
犬にとってドライヤーは怖いもの、嫌なものと捉えられています。
しかし嫌がるからといってドライヤーをしないのはカビや皮膚病を招く原因にもなるので、
嫌がる理由を把握した上で対処していくのがベストです。
迅速に乾かす為にはタオルドライとブラッシングが重要であり、
これらはスキンシップにもなるので、愛犬との絆を深めるにも役立ちます。