犬は猫と違って独特の体臭があり、臭いに敏感な人にとっては気になるポイントです。
犬用シャンプーや石鹸があるし、人間は毎日お風呂に入るので犬も同じでいいよね。
それは違います。
そもそも自然にいるとシャンプーや石鹸を使う事は無く、水浴び程度です。
毎日のお風呂は免疫力を低下させてしまったり、皮膚炎を起こしてしまったりするので厳禁です。
お風呂の頻度や嫌がられないコツを知れば愛犬とのお風呂がより楽しくなりますので、まずは正しい知識を身につけましょう。
どのくらいの頻度で洗うのがベストなのか
いくら清潔にしたい、かわいいからといって毎日シャンプーを含むお風呂に入れるのは絶対にやめてください。
こちらが良かれと思ってやっている事でも犬に負担をかけているのはもちろんですし、皮膚炎を改善しようと考えてお風呂に入れているのはそのお風呂が原因になっている可能性大です。
皮膚病や疾患によってはこまめなシャンプーが必要になるケースは稀にありますが、必ず獣医の指示が必要です。
健康な犬をシャンプーする時に、理想的な頻度は2~3週間に1度のペースです。
ドッグランや外へ行く時間が長ければ長いほど汚れやすくなりますし、散歩の時にはしゃいでしまい汚れが付着してしまうケースもあります。
この場合はシャンプーはせずにぬるま湯で洗い流すだけでも違うので、どうしてもと言う場合はシャンプー無しでのお風呂をおすすめします。
皮膚炎や汚れ、臭いが気にならなければ目に見えて汚れるまでそのままにしておくと言う飼い主もいますので、犬の健康を考えるなら頻繁のお風呂は不要です。
また使うシャンプーによっては皮膚にダメージを蓄積させてしまうものもあるので、購入の際は成分までしっかり確認して下さい。
但しブラッシングは最低でも1日1度はやってあげてください。
・湯上りに行いたい犬が喜ぶブラッシングのかけ方(執筆中につき今しばらくお待ちください)
ブラッシングは大きなホコリや汚れを落とす役割もありますし、皮膚のマッサージ効果もあるので新陳代謝をアップさせる働きがあります。
また犬とのスキンシップになりますので、信頼関係を築くにもぴったりです。
犬が嫌がらないシャンプーのコツとは
普段はおとなしくて愛らしい愛犬だけど、シャンプーの時になると狂ったように暴れだす。
犬に関わる仕事や相談を受けていると本当に良く聞く話です。
飼い主との信頼関係が構築されていない時は当然ですが、ある程度の信頼関係があるにも関わらず、なぜここまで嫌がってしまうのでしょうか?
そもそも犬は水が得意ではありませんし、シャンプーによって自分の臭いが掻き消えてしまう事に恐怖を持ってしまいます。
また顔や耳に水が入った時に驚いてしまい、それがトラウマになっているケースもあります。
それが蓄積されてお風呂が怖いものになってしまい、暴れてしまうのです。
そうならない為にはまず短時間でお風呂に入れるのが一番です。
犬が戸惑っている間に終われば恐怖心を植え付ける事はありませんし、身体を冷やした事で体調不良になる事もありません。
小型犬は10分、大型犬でも20分を目安にして下さい。
続いてのコツはシャワーの音や水が苦手な犬に使えるのですが、犬の皮膚に直接シャワーヘッドを当てて濡らすと音と水跳ねを抑えられます。
足からお尻、腰に背中と後ろから徐々に濡らしていく事で怖がらずにおとなしくしてくれます。
シャンプーの順序も同じで、出来る限り素早く済ませましょう。
すすぎまで終わったらタオルドライです。
タオルドライで重要なのは逆毛を立てる様にして拭き、出来るだけ水分を残さない事です。
・短時間でタオルドライを終えるコツ(執筆中につき今しばらくお待ちください)
乾燥時間が長いと風邪の元になりますし、雑菌が増えると臭いやカビが発生します。
素早く乾かして犬の体調を崩さないように心がけましょう。