生後1ヶ月を過ぎ、子猫の初めてのお風呂。
ドキドキしながらネットや飼育本でお風呂に必要なものや手順を何度も確認するかと思います。
一通り学んで入浴開始。
たどたどしい手つきながらも子猫をお湯につけて優しくシャンプーをしようと子猫を撫で始めようと触りふと気づく事があります。
手のひらに少し振動のような感触。実はその振動、子猫が小刻みに震えているのが原因です。
身体が冷えて寒いのかな?それともお湯が怖い?
いろいろ当てはまる事を考えるもどれがあっているのか答えがわからないのに、そんな子猫の様子を見てパニックになってしまいます。
結果的に思うようにお風呂に入れることが出来ず最悪、子猫に恐怖心を与えてしまうなんてこともあり得るかもしれません。
そんなもしかしたらに備えて子猫が震えたときの理由やそれに応対できる対処法を入浴前にきちんと知っておき、実際に慌てないように備えておきましょう。
子猫が震えだしたら○○のサイン
子猫が震える主な原因として「生理的現象」「病気」「精神的ストレス」の3つが大きな要因とされています。
お風呂中での震えとなりますと、病気以外の2つが理由としてあげられるかとおもいますので更に詳しく見てみましょう。
生理的現象
生理的現象での震える理由としては「寒い」があげられます。
まだまだ小さく体の弱い小猫にとって、寒さはとても危険で最悪の場合命を落としてしまうことも。
成猫に比べ体温調節が十分に出来ない子猫ですのでもし入浴中にブルブル震えていれば、もしかしたら低体温症となっているかもしれませんよ。
入浴中に子猫がブルブル震えていたらすぐにお風呂から上げて体を温めてあげるようにしましょう。
精神的ストレス
まず1つめの震える理由としては「怖い」があります。
猫にとって水はとても怖いもので、身体が濡れること特に嫌います。
中でも顔にお湯がかかってしまうとじたばたと暴れてしまい手から滑り落ちてしまう危険もあるのできをつけなければなりません。
他にもシャワーの音も子猫にとっては大きな音になります。これは雨を連想させるようでとても怖いと思ってしまうようです。
次にストレス。理由は怖い時と同様で関連するものが多くあります。
拘束されることが嫌いで自由気ままなのが猫の本質。なのにお風呂だからと言って自由を奪われ、さらに嫌いな水をかけられるというのは負担が大きく強いストレスになります。
シャワーもまた同様。
他にも自分の匂いが消えてしまう、お風呂場に漂うシャンプーの匂いも猫にとってはストレスの元であるといわれています。
可哀想だとは思いますが、こればかりはどうしようも出来ないのでできるだけ恐怖やストレスになる要素を改善させ、また時間を無駄にせずささっと入れてあげましょう。
震えを止めるためにするべきことと止まらなかった場合の対処方法
では実際にもし、子猫が震え始めたら私たち飼い主に出来る対処方法はあるのでしょうか。
子猫が震えだしたら以下の4つを至急確認してみましょう。
①シャワーを出していたら止める。
もしかしたらシャワーの出る音にビックリしているのかも知れません。
シャワーを出しているのであれば、一度止めてあげてください。
②顔が濡れていないかタオルで拭いてあげる。
身体を濡れるのを嫌う猫ですので、誤って顔にかかってしまい怯えているのかもしれません。
ガーゼなどで優しく拭いてあげましょう。
③暖かいお湯をかけてあげる。
ぬるめのお湯が冷めて冷たくなってしまって身体が冷えている可能性があります。
お湯の温度を確認し、冷たければ暖かいお湯に取り替え、身体にかけてあげましょう。
④シャンプーをきちんと洗い流して匂いをとってあげる。
シャンプーの匂いがきついものや猫にあっていないのかもしれません。
しっかりすすぎ、洗い流してあげましょう。
震える原因は色々考えられます。
一つずつ確認していくのが望ましいですね。
あれこれ手を尽くしてもまだ震える場合は、猫自身になれてもらうほかありません。
しかし無理強いは禁物です。
そして、入浴後はしっかりとご褒美をあげましょう。
猫は頭のきれる動物ですので、入浴を頑張ればご褒美が貰えると思えば、成長するにつれてお風呂を毛嫌いすることもなくなるかもしれません。