トイプードルの上手な洗い方と押さえる事柄

ふわふわ巻き毛のかわいいトイプードルですが、毛量が多いので抜け毛も多いのがネックです。

 

他の犬種と比べても体臭が少なくて飼いやすいですが、

それでも2~3週間に一度はシャンプーをしないと清潔に保てません。

 

そんなトイプードルの上手な洗い方をマスターしちゃいましょう。

トイプードルを洗う前にしておかなければならないこと

 

犬のお風呂は出来るだけスピーディが鉄則で、

だらだらしていると犬に負担がかかってしまいます。

 

だからこそ事前に出来る事やちょっと手間を掛けるだけで、

お風呂をスピーディ且つキレイな状態に仕上げられます。

 

まずお風呂に入れる前に丹念にブラッシングをして下さい。

 

別の項目でも説明した様にトイプードルは巻き毛で抜け毛・毛量が多く、

4~5月の時期は驚くほど毛が抜けます。

 

この抜け毛であみぐるみを作ったりする方もいるほどですので、

始めは荒いブラシで大きな汚れやホコリ・死毛を取り除き、

次に細いクシを使ってブラッシングしましょう。

 

これだけでも汚れは落ちますし、

ブラッシングをする事でマッサージ効果があり新陳代謝を高める効果もあります。

 

ブラッシングが終わったらタオルを水で濡らして固く絞り、

レンジでチンしてホットタオルを作りましょう。

 

人肌くらいに調節して拭いてあげれば余分な皮脂を落としてくれます。

 

ホットタオルを嫌がる犬はほとんどいないので、

どうしてもお風呂に入れるのが困難な場合はホットタオルのみでも構いません。

 

その後、余裕とテクニックがあれば肛門絞りをしておくと良いです。

 

お尻を濡らしてから尻尾を優しく持ち上げて、

肛門嚢を抑えながら下から上に押し上げるようにして揉みます。

 

この時に臭い汁が出ますが、これが肛門腺です。

 

老犬は汁を出す機能が衰えてしまい、

うまく出せないまま膿が溜まって炎症を起こしてしまうケースもあります。

 

ここまで終わったら前準備は完了です!

トイプードルの入浴中・入浴後に気を付けること

前準備が終わったら、さっそくお風呂に入れましょう。

 

トイプードルの毛は皮脂でコーティングされているので、

汚れ方によっては泡立ちにくいと感じるケースもあります。

 

この場合は35~38度のぬるま湯を足元からゆっくりとあてて、

しっかりと濡らしてからシャンプーするとうまく泡立ちます。

 

シャンプーの際はマッサージをする様に洗うとおとなしくしてくれるのでおすすめです。

 

順番は足元、背中、お腹、胸、顔の順番で下から順に洗うと洗い残しが無くスムーズです。

 

すすぎはシャンプーの逆で顔から順にすすいでいくとシャンプーが残りません。

 

トイプードルは巻き毛なので、

泡切れが悪い場合もあるので必要に応じてはシャワーでは無く湯船につけると効率が良いです。

 

最も汚れが落ちる犬の洗い方とは?石鹸とシャンプーを徹底比較!

 

お風呂のあとはドライヤーですが、

顔に直接風を当てると嫌がる原因になるので注意して下さい。

 

その後、最後ブラッシングを行います。

 

お風呂に入った後に行うとよい犬のブラッシング方法

 

濡れた状態で放置するとあせもや湿疹を引き起こしてしまうので、

必ずドライヤーで乾かして下さい。

 

入浴後の犬に欠かせないドライヤーでの乾かし方

 

シャンプーによっては洗浄力がメインで皮脂を根こそぎ取ってしまうものもあります。

 

その場合、被毛がごわごわになってしまうので、

オリーブオイルを1滴手にとってまんべんなくマッサージするとツヤが戻ります。

 

オリーブオイルは舐めてしまっても問題ありませんが、

人間用のトリートメントやオイルは犬の身体に有害な可能性もあるのでNGです。

 

ちなみに汚れ方にもよりますが最低でも2~3週間に1度のペースがベストです。

 

湯上りの犬のケアにオリーブオイルを使う保湿方法

 

まとめ

賢く無駄吠えやしつけの難しさが無いトイプードルは多くの世代から人気の犬種です。

 

この犬種の特徴はクリクリとした巻き毛なので、お風呂に入れる際は注意が必要です。

 

まず大きさの違うブラシとホットタオルで大きな汚れを落として、

肛門腺絞りをして前準備を済ませます。

 

シャンプーはマッサージをする様に優しく洗い、

すすぎ残しが無い様にしっかりと洗うのがポイントです。

 

皮膚が弱い犬種なのでドライヤーは必須ですし、終わった後のブラッシングで被毛を整えます。

 

お風呂の頻度は2~3週間に1度、または月1度ペースで問題ありません。

入浴後の犬が体調不良を起こさないために心掛けること

入浴後、愛犬が体調不良を起こしたことはありませんか?

「寒さで発熱したのかな…。」

「食欲不振になったみたい。」

「下痢をしているわ…。」

愛犬を、きれいに洗ってあげたのに、体調不良になってしまったらショックですよね。

犬が体調不良を起こさないために、心掛けるポイントを確認しましょう。

ポイント① 短時間で洗い終えること

お風呂で、犬を洗う時、短時間で終わらせるようにしましょう。

時間を掛けて洗うと、かえって、犬にとってはストレスになってしまうのです。

犬を短時間で洗うコツ

犬を短時間で洗うためのコツは大きく2つあります。

1つ目は、入浴前のブラッシングで余分な抜け毛を取り除いておくこと。

2つ目は、水で薄めたシャンプーでかけ流しながら洗うこと。

入浴前に余分な抜け毛を取り除くこと

入浴前に、犬の体にブラッシングをしてあげましょう。

その時に絡まっている毛、余分な抜け毛を取り除きます。

犬を洗う時、被毛が絡まっていると洗いづらく時間が掛かってしまいます。

犬を入浴させる前に、ブラッシングで毛玉を取り除けば時間短縮につながります。

うすめたシャンプーでかけ流しながら洗うこと

水でうすめたシャンプーを、犬にかけ流しながら洗ってあげましょう。

かけ流すことで、手早く洗うことができます。

シャンプーは、水で3~5倍にうすめて下さい。

うすめたシャンプーを犬の全身に掛け流します。
犬の全身を泡立てながら洗うことがポイントです。

お尻やお腹、足回りなど、汚れが目立つ部位を丁寧に洗いましょう。

シャワーで洗い流す時は、頭、背中、お腹、足の順番で行います。

もし犬がシャワーを怖がる場合は、洗面器を使ってやさしく洗い流してあげましょう。

ポイント② タオルドライをしてドライヤーで乾かすこと

入浴が終わったら、犬の体をしっかり乾かしてあげましょう。

犬の体に水分が付いたままだと、発熱などの体調不良になるかもしれません。

タオルとドライヤーを上手に使って、愛犬の体を乾かして下さい。

入浴後はタオルドライをする

犬の入浴が終わったら、大きめのタオルで全身を包んであげて下さい。

犬の顔回りから拭いてあげましょう。

顔回りを拭いた後は、犬の体を拭いてあげて下さい。

特に耳のあたり、毛の長い部分は念入りに拭くことが大切です。

犬の体を拭く時は、タオルで被毛を包みながら水気を吸収させましょう。

タオルを使う時は、こするのではなく水分を吸い取るよう押し当てるようにして下さい。

タオルで拭きすぎると、犬の毛が絡まってしまうので注意が必要です。

タオルドライの後にドライヤーで乾かす

入浴後のタオルドライが終わったら、ドライヤーで乾かしてあげましょう。

ドライヤーを使う時は、送風か低めの温風に設定して下さい。

熱風は早く乾きますが犬の肌は非常にデリケートで火傷の原因になるので、避けた方が無難といえます。

ドライヤーは、お腹側、背中側、顔の順番で乾かして下さい。

お腹にドライヤーをあてる時、前足を持ち上げながら、後ろ足で立たせましょう。
あるいは、犬を横に寝かせながら、リラックスした状態で乾かしてもいいです。

顔回りにドライヤーをあてる時、顔の正面にかからないよう注意して下さい。
耳の後ろも、忘れずドライヤーで乾かしてあげましょう。

この時ブラシで毛を立てながら行うとしっかり乾かすことができます。

しっかりと乾かさないと毛の根元が湿ったままになってしまい、皮膚トラブルを引き起こす可能性がありますので注意しましょう。

また犬の足先や肉球、耳あたりは乾きにくいので、念入りに乾かしてあげましょう。

【お風呂に入れる前必読】もし子猫がシャンプー中に震えだしたときの対処法

生後1ヶ月を過ぎ、子猫の初めてのお風呂。

ドキドキしながらネットや飼育本でお風呂に必要なものや手順を何度も確認するかと思います。

一通り学んで入浴開始。
たどたどしい手つきながらも子猫をお湯につけて優しくシャンプーをしようと子猫を撫で始めようと触りふと気づく事があります。

手のひらに少し振動のような感触。実はその振動、子猫が小刻みに震えているのが原因です。

身体が冷えて寒いのかな?それともお湯が怖い?
いろいろ当てはまる事を考えるもどれがあっているのか答えがわからないのに、そんな子猫の様子を見てパニックになってしまいます。

結果的に思うようにお風呂に入れることが出来ず最悪、子猫に恐怖心を与えてしまうなんてこともあり得るかもしれません。

そんなもしかしたらに備えて子猫が震えたときの理由やそれに応対できる対処法を入浴前にきちんと知っておき、実際に慌てないように備えておきましょう。

子猫が震えだしたら○○のサイン

子猫が震える主な原因として「生理的現象」「病気」「精神的ストレス」の3つが大きな要因とされています。

お風呂中での震えとなりますと、病気以外の2つが理由としてあげられるかとおもいますので更に詳しく見てみましょう。

生理的現象

生理的現象での震える理由としては「寒い」があげられます。

まだまだ小さく体の弱い小猫にとって、寒さはとても危険で最悪の場合命を落としてしまうことも。
成猫に比べ体温調節が十分に出来ない子猫ですのでもし入浴中にブルブル震えていれば、もしかしたら低体温症となっているかもしれませんよ。

入浴中に子猫がブルブル震えていたらすぐにお風呂から上げて体を温めてあげるようにしましょう。

精神的ストレス

まず1つめの震える理由としては「怖い」があります。
猫にとって水はとても怖いもので、身体が濡れること特に嫌います。

中でも顔にお湯がかかってしまうとじたばたと暴れてしまい手から滑り落ちてしまう危険もあるのできをつけなければなりません。

他にもシャワーの音も子猫にとっては大きな音になります。これは雨を連想させるようでとても怖いと思ってしまうようです。

次にストレス。理由は怖い時と同様で関連するものが多くあります。
拘束されることが嫌いで自由気ままなのが猫の本質。なのにお風呂だからと言って自由を奪われ、さらに嫌いな水をかけられるというのは負担が大きく強いストレスになります。

シャワーもまた同様。
他にも自分の匂いが消えてしまう、お風呂場に漂うシャンプーの匂いも猫にとってはストレスの元であるといわれています。

可哀想だとは思いますが、こればかりはどうしようも出来ないのでできるだけ恐怖やストレスになる要素を改善させ、また時間を無駄にせずささっと入れてあげましょう。

震えを止めるためにするべきことと止まらなかった場合の対処方法

では実際にもし、子猫が震え始めたら私たち飼い主に出来る対処方法はあるのでしょうか。

子猫が震えだしたら以下の4つを至急確認してみましょう。

①シャワーを出していたら止める。

もしかしたらシャワーの出る音にビックリしているのかも知れません。
シャワーを出しているのであれば、一度止めてあげてください。

②顔が濡れていないかタオルで拭いてあげる。

身体を濡れるのを嫌う猫ですので、誤って顔にかかってしまい怯えているのかもしれません。
ガーゼなどで優しく拭いてあげましょう。

③暖かいお湯をかけてあげる。

ぬるめのお湯が冷めて冷たくなってしまって身体が冷えている可能性があります。
お湯の温度を確認し、冷たければ暖かいお湯に取り替え、身体にかけてあげましょう。

④シャンプーをきちんと洗い流して匂いをとってあげる。

シャンプーの匂いがきついものや猫にあっていないのかもしれません。
しっかりすすぎ、洗い流してあげましょう。

震える原因は色々考えられます。
一つずつ確認していくのが望ましいですね。

あれこれ手を尽くしてもまだ震える場合は、猫自身になれてもらうほかありません。
しかし無理強いは禁物です。

そして、入浴後はしっかりとご褒美をあげましょう。
猫は頭のきれる動物ですので、入浴を頑張ればご褒美が貰えると思えば、成長するにつれてお風呂を毛嫌いすることもなくなるかもしれません。