入浴後の犬が体調不良を起こさないために心掛けること

入浴後、愛犬が体調不良を起こしたことはありませんか?

「寒さで発熱したのかな…。」

「食欲不振になったみたい。」

「下痢をしているわ…。」

愛犬を、きれいに洗ってあげたのに、体調不良になってしまったらショックですよね。

犬が体調不良を起こさないために、心掛けるポイントを確認しましょう。

ポイント① 短時間で洗い終えること

お風呂で、犬を洗う時、短時間で終わらせるようにしましょう。

時間を掛けて洗うと、かえって、犬にとってはストレスになってしまうのです。

犬を短時間で洗うコツ

犬を短時間で洗うためのコツは大きく2つあります。

1つ目は、入浴前のブラッシングで余分な抜け毛を取り除いておくこと。

2つ目は、水で薄めたシャンプーでかけ流しながら洗うこと。

入浴前に余分な抜け毛を取り除くこと

入浴前に、犬の体にブラッシングをしてあげましょう。

その時に絡まっている毛、余分な抜け毛を取り除きます。

犬を洗う時、被毛が絡まっていると洗いづらく時間が掛かってしまいます。

犬を入浴させる前に、ブラッシングで毛玉を取り除けば時間短縮につながります。

うすめたシャンプーでかけ流しながら洗うこと

水でうすめたシャンプーを、犬にかけ流しながら洗ってあげましょう。

かけ流すことで、手早く洗うことができます。

シャンプーは、水で3~5倍にうすめて下さい。

うすめたシャンプーを犬の全身に掛け流します。
犬の全身を泡立てながら洗うことがポイントです。

お尻やお腹、足回りなど、汚れが目立つ部位を丁寧に洗いましょう。

シャワーで洗い流す時は、頭、背中、お腹、足の順番で行います。

もし犬がシャワーを怖がる場合は、洗面器を使ってやさしく洗い流してあげましょう。

ポイント② タオルドライをしてドライヤーで乾かすこと

入浴が終わったら、犬の体をしっかり乾かしてあげましょう。

犬の体に水分が付いたままだと、発熱などの体調不良になるかもしれません。

タオルとドライヤーを上手に使って、愛犬の体を乾かして下さい。

入浴後はタオルドライをする

犬の入浴が終わったら、大きめのタオルで全身を包んであげて下さい。

犬の顔回りから拭いてあげましょう。

顔回りを拭いた後は、犬の体を拭いてあげて下さい。

特に耳のあたり、毛の長い部分は念入りに拭くことが大切です。

犬の体を拭く時は、タオルで被毛を包みながら水気を吸収させましょう。

タオルを使う時は、こするのではなく水分を吸い取るよう押し当てるようにして下さい。

タオルで拭きすぎると、犬の毛が絡まってしまうので注意が必要です。

タオルドライの後にドライヤーで乾かす

入浴後のタオルドライが終わったら、ドライヤーで乾かしてあげましょう。

ドライヤーを使う時は、送風か低めの温風に設定して下さい。

熱風は早く乾きますが犬の肌は非常にデリケートで火傷の原因になるので、避けた方が無難といえます。

ドライヤーは、お腹側、背中側、顔の順番で乾かして下さい。

お腹にドライヤーをあてる時、前足を持ち上げながら、後ろ足で立たせましょう。
あるいは、犬を横に寝かせながら、リラックスした状態で乾かしてもいいです。

顔回りにドライヤーをあてる時、顔の正面にかからないよう注意して下さい。
耳の後ろも、忘れずドライヤーで乾かしてあげましょう。

この時ブラシで毛を立てながら行うとしっかり乾かすことができます。

しっかりと乾かさないと毛の根元が湿ったままになってしまい、皮膚トラブルを引き起こす可能性がありますので注意しましょう。

また犬の足先や肉球、耳あたりは乾きにくいので、念入りに乾かしてあげましょう。