子犬のお風呂はどれくらいの頻度で入れてあげればいいのでしょうか?
子犬のお風呂の頻度は月に1~2回程度を目安に入れて下さい。
但し、子犬は抵抗力が弱いのでお風呂の入れ過ぎに注意しましょう。
子犬は生後3か月頃からお風呂に入れることができます。
シャンプーは生後4か月頃から始めて下さい。
今回は、子犬をお風呂に入れる頻度や正しい洗い方について解説します。
子犬をお風呂に入れる頻度はどのくらい
子犬をお風呂に入れる頻度は月に1~2回程度とお伝えしました。
但し、お風呂の頻度はあくまでも目安。
子犬の健康状態をよく観察してからお風呂に入れて下さい。
子犬は、成犬に比べて抵抗力が弱いため、入浴が負担になることがあるのです。
子犬の健康状態が優れない時はお風呂やシャンプーを控えて下さい。
ではお風呂やシャンプーの注意点を確認しておきましょう。
子犬のお風呂とシャンプーの頻度
子犬をお風呂に入れる時、シャンプーの頻度も注意して下さい。
シャンプーは、汚れだけではなく皮膚にある皮脂も洗い流します。
刺激の強い成犬用のシャンプーではなく、低刺激な子犬用を使って下さい。
皮脂が少なくなると皮膚トラブルを起こす可能性があるのです。
抵抗力の弱い子犬が皮膚トラブルを発症しないよう気をつけて下さい。
お風呂嫌いにしないこと
入浴のたびに、子犬がお風呂を怖がってしまったら大変です。
お風呂の頻度も大切ですが、子犬がお風呂嫌いにならないよう気をつけて下さい。
場合によっては、子犬がお風呂に慣れるまでシャワーを控えましょう。
子犬にとってシャワーの水流は刺激が強く、高いストレスを感じる可能性があるのです。
対策としては、
①お湯をためた洗面器を浴槽に見立てて、子犬を入れる。
②洗面器に入れたお湯を手ですくって、子犬の体を洗い流す。
③お湯で濡らしたスポンジやタオルで顔回りを拭く。
このような3つの方法があります。
子犬にやさしく触れながら安心感を与えることも大切です。
子犬と成犬の洗い方の違い
子犬の洗い方は成犬と違うので注意して下さい。
子犬と成犬の洗い方の違いは2点あります。
・お風呂を短時間(10分程度)で完了すること
・汚れている部分のみ洗うこと
この2点を意識しながら子犬をお風呂に入れて下さい。
子犬は成犬に比べて抵抗力が弱いので長時間のお風呂に疲れてしまいます。
汚れている部分のみ洗うことで、お風呂を短時間で終わらせて下さい。
子犬の洗い方
汚れやすいお腹・足先・お尻を洗って下さい。
①軽くブラッシングをする
お風呂に入る前、子犬の被毛を軽くコームでブラッシングして下さい。
尻尾や顔を押さえながらブラッシングをするとイヤがります。
子犬の胸からお腹あたりを支えながらブラッシングをして下さいね。
②お湯で体を濡らす
子犬はシャワーを怖がる可能性があります。
最初は、洗面器に入れたお湯を手ですくって掛けてあげましょう。
子犬が怖がるので頭や顔にお湯を掛けないようにして下さい。
もし、シャワーを使う場合は、水量を少な目にしてやさしく掛けて下さい。
③お腹・足先・お尻の順で洗う
子犬の体全体にお湯が行き届いたらシャンプーを付けて下さい。
シャンプーは低刺激な子犬用のものを使います。
成犬用のものは、子犬にとって刺激が強いので控えましょう。
指の腹を使ってお腹をやさしく洗います。
濃度の薄いシャンプーを使っているので、泡立ちが悪くても気にしないで下さい。
短時間でお風呂を済ませる必要があるため、泡切れの良い石鹸を使うのも手です。
足先は、子犬の指の間を広げて洗います。
排泄物で汚れやすいお尻は、周囲の毛もきれいにしながら洗いましょう。
④お湯で洗い流す
シャンプーが終わったら、お湯で洗い流します。
洗い落とす時も子犬が怖がらないように気をつけて下さい。
薄めのシャンプーなので、すぐに洗い落とすことができます。
子犬の顔や頭は濡れタオルで拭いて下さい。
お湯を含ませたスポンジで軽く拭いても良いですよ。
⑤子犬の体を乾かす
お風呂が終わったら、子犬の体をタオルで拭きます。
子犬の場合は普通サイズのタオルでも構いません。
タオルで水気を拭き取ったら、ドライヤーで乾かします。
ドライヤーは送風か低めの温度に設定して下さい。
ドライヤーをあてる時はブラシを使わず手でとかしながら乾かしましょう。
子犬が不安そうな時は抱っこしながらドライヤーをあてて下さい。
子犬の体が乾いたら、コームで軽くブラシをかけて下さいね。
まとめ
子犬をお風呂に入れる頻度や洗い方についてお話ししました。
お風呂の前は、子犬の体調も確認してあげて下さい。
子犬の元気がなかったり、下痢をしたりしている時はお風呂を控えて下さい。
お風呂が終わったら、頑張った子犬をしっかりほめることも大切です。
子犬の頃に楽しさを覚えさせれば、安心してお風呂に入れることができるでしょう。