近頃犬や猫といった動物を飼うご家庭が増えており、
ペットはもはや家族の一員となっています。
室内で過ごすのは勿論の事。
食卓を同じように囲み、また一緒のお布団で寝る人もいらっしゃたりすると思います。
でも犬のノミやダニ、気になりませんか?
気になってはいてもシャンプーするのは大変だし、
だからと言ってドックサロンは出費がかさみます。
そこで、自宅でも犬のお風呂が出来るように入れ方にお湯の温度などをご紹介します。
犬の大きさ別の適正温度とは
まず大切なのは犬の大きさによりある程度のお湯の適正温度があります。
熱かったり、冷たかったりすると、
犬がお風呂を毛嫌いしてしまいますので、重々気をつけてください。
人のヘアケアと同じで、皮脂を落とすことを目的として入浴させましょう。
皮脂は34°以下だと溶けにくく地肌に残ってしまい、
一方で40°以上では皮脂を取り過ぎになってしまいます。
大まかに言うとベストは35〜38°が適温です。
さらに細かく適温を知るには、犬の標準体温により大体の熱さを汲み取ることができます。
まず小型犬ですと38.6℃~39.2℃、
次に中、大型犬や超大型犬だと37.5℃~38.6℃が平熱と言われています。
人間と同様で小さい方が若干ですが高くなっているようですね。
これを参考にするとお湯の適正温度は、
小型犬は38〜42度位、超大型犬に大型犬・中型犬は36度前後が頃合いです。
しかし季節や犬の品種、また年齢によって体温はバラバラつき現れます。
例えば夏場。犬は人に比べ被毛が多く、のぼせやすいため温度を低めに。
反対に冬場は毛並みが濡れると寒くなるため、
温かめの38℃あたりにするのがよいとされています。
他にも先程述べた被毛では、短毛種やシングルコートの犬はは熱めの38℃くらい。
反対に、長毛種やダブルコートは低めの温度36℃くらいがベストです。
また幼い子犬はワクチンを接種した6ヶ月以降から36℃のぬるま湯から徐々にならして行き、
反対に老犬は37から38℃のお湯でささっとお風呂を済ますことが大切です。
と、適正温度の条件は様々。
ですのでその犬の平熱から汲み取り、
他にも品質などを考慮し、お湯の温度を決めましょう。
正しい湯船での洗い方と入れ方
では次に正しい湯船への入れ方に洗い方です。
年齢によって入れ方にも違いがありますので分けてご紹介しますね♪
子犬の場合
子犬にとってお風呂は一大イベント!
小さい体に大きなお湯の浴槽はとても恐怖心をかられてしまいますので、
少しずつ慣らしていくのがポイントです。
①初めてのお風呂
初めてお風呂に入れるときは洗面器でもOK。
洗面器にぬるま湯を溜めて手ですくい、身体を流し、
また濡らしたガーゼで顔まわりを拭いてあげるだけで大丈夫です。
少しずつ慣れてきたら洗面器にお湯をはり、身体を浸からしてあげましょう。
長湯はダメ!!10分前後で済ませましょう。
②慣れてきた生後3ヶ月以降
大きくなり、洗面器のお風呂に慣れてきた生後3ヶ月経った頃からシャワーを使い始めれます。
そして、4ヶ月を過ぎた頃からシャンプーを開始し始めましょう。
出る時も注意が必要ですよ。
初めにあげた後、タオルドライをします。
そして乾ききっていない被毛を最弱のドライヤーの風にして、遠くからあててあげましょう。
※より詳しい子犬の入浴方法は以下にまとめてあります。
成犬の場合
成犬の場合は成犬の場合はペット専用のバスタブか人が使うバスタブを使ってあげます。
チワワなどの小型犬であれば洗面器でも十分ですよ。
犬の喜ぶ適正温度に合わせお風呂を進めて行きましょう。
シャンプーをする頻度は10日に1回くらいがよいとされています。
汚くないかと不安かもしれませんが、シャンプーの回数が多すぎてしまうと被毛にある脂分がなくなってしまい、きれいにしたつもりがシャンプーが原因で汚れや病気を引き起こす可能性があります。
犬の皮膚の厚さは人間の20~30%ほどとデリケートなのでシャワーだけでも十分ほこりや汚れは取れます。
以下のリンクに犬種別の入浴方法をまとめたものがあるので参考にしてください。
・犬種別の入浴方法まとめ(執筆中のためしばらくお待ちください。)
まとめ
子犬のときよりお風呂の入れ方に十分注意していれば、嫌がることもなく成犬になったときにとても入れやすいです。
無理維持はさせず、お湯に浸かる。シャワーを流す。シャンプーをする。と順を追って進めていくのが大切です。